令和6年度環境講演会アーカイブ動画

一般社団法人 街路樹を守る会

団体名一般社団法人 街路樹を守る会
代表者代表理事 愛みち子
活動内容・実績 気候変動による熱帯化が進み、世界的に生活環境の危機に陥っています。とりわけヒートアイランド現象が常態化した東京では、環境改善が急務です。都市の温度を上げるコンクリート、アスファルト、鉄を減らし、温度を下げる樹木、土、水を増やさねばなりません。特に周囲の温度を下げる生態をもつ樹木は不可欠です。
 私たちの目的は、主に都市の樹木(街路樹・公園木・公開空地・街道並木等)の保護と健全な育成です。
 日本では樹木の価値がきちんと認知されず、管理者(国や自治体や企業など)が「緑の充実」を歌いながら、健全な樹木まで様々な理由(無電柱化、自転車道、道路整備、地価公示、台風対策、落ち葉、野鳥や虫、管理費不足など)で、伐採しています。中には貴重な100年以上の大木や、100本単位で高木を減らすこともあります。よれによって、環境や景観、人々の心身の健康が悪化し、モラルや民主主義にも影響します。
 そこで、各地域の方と協力して、管理者に樹木の価値を説明し、保存や健全な維持管理を求めています。これまで国交省、東京都、中央区、千代田区、文京区、江戸川区、練馬区、江東区、墨田区などの管理者や、ビル管理、不動産、建設、土木、鉄道などの企業と、話合いや協力関係の構築をしてきました。
 現在、中央区内でも官民の再開発が多く、特に2024年2月には浜町公園の100年の大木など30本が抜かれてしまいました。(写真) 立派な樹木を守ることが喫緊の課題です。
 同時に、樹木現状調査、重要性や可能性の研究学習を行い、それらを広く知らせるための、新聞や雑誌に寄稿しています。今後は勉強会やシンポジウムなども行います。ネットワークの構築や樹木に関するルール作りも進めていく予定です。
事務局 (メール) streetree2020@gmail.com
URLhttps://streetree2020.wixsite.com/tree
PR前身である「千代田の街路樹を守る会」は2016年都心の街路樹を守るためにつくりました。
沢山の賛同が集まり、相談も寄せられ、今後の必要性を見据え、2020年に一般社団法人となりました。
会員は、千代田区の学校や企業の社員やOB,研究者、ジャーナリスト、会社などです。
小さな団体ですが、市民の立場で、主体的に都市の樹々と環境を守っていきます。